「異名」とは、本来の名称以外の名。
食べ物や栄養に関して調べているときにふと思い浮かび
どんな異名があるんだろうと調べてみました。
有名どころでは
畑の肉『大豆』
アボカド『森のバター』
調べると意外にもたくさんありました。
一つ一つ説明すると膨大な量となる為、深く掘り下げながら解説していきます。
『海のミルク』
最初は牡蠣。最初はグーみたいな。笑
それぐらい定着しているイメージです。
牡蠣はミネラルの一種である、亜鉛が豊富です。
亜鉛は細胞が新しく作り変えられるときに不可欠で、
傷の治りを早くしたり、血糖値を下げるインスリンの材料になるなどの働きがあります。
他には舌にある味を感じる味蕾という器官の新陳代謝に関わるので、不足すると味覚異常や嗅覚にも異常を引き起こす。
他には男性の前立腺や性腺に多く含まれており、男性ホルモンであるテストステロンの合成や精子の生成などに深く関係しています。
亜鉛が欠乏すると性的な機能が低下する可能性があり、アメリカでは亜鉛は“セックスミネラル”とも呼ばれている。
そんな牡蠣と比べられるのがミルク。牛乳。
なぜ比べられるようになったのか。まず身が乳白色で牛乳に色が似ている。濃厚でクリーミーな味わい、と言うのも牛乳を連想させる為、このような異名がついたとか。
牡蠣の旬は10〜12月
オイスターバーや牡蠣小屋のお店も数多くあるように日本人は牡蠣が好きみたい。
人気な牡蠣を、牛乳と比べて栄養価はどんなものなのかを比較し、顕著な差が認められたのが下記の栄養素
牡蠣が牛乳より優れている点
牛乳と比べて〇〇倍スゴイ
食品100gあたりの栄養比較
タンパク質 2倍
マグネシウム 7.4倍
亜鉛 33倍
ビタミンE 12倍
ナイアシン 14倍
ビタミンB₁₂ 9.3倍
葉酸 8倍
※あくまでも2種類の比較だけ、どちらかの栄養が限りなくゼロに近ければかなり差がつきますのでご注意をお願いいたします
牡蠣=亜鉛といっても過言ではない差でした。
牡蠣1個(約20g)に含まれる亜鉛は2.6mgで、牡蠣1個あたりの亜鉛と比べても牛乳の6.5倍
牛乳に含まれる亜鉛は100ml中0.4mgと決して多いわけではありません。牡蠣単体で見ても非常に亜鉛の含有量が高い為、積極的に摂取することをお勧めします。
その他の評価基準として、アミノ酸スコアというものがあります。
アミノ酸スコアは、食べ物に含まれる「タンパク質」の量と「必須アミノ酸」がバランス良く含まれているかを数字で表した指標となるもので、
必須アミノ酸の数値が100に達しているものが質の良いタンパク質であると言えます。
アミノ酸スコアが100以下の場合、足りない必須アミノ酸の量で吸収される為、
他の必須アミノ酸含めて不足した状態になってしまいます。
牛乳はアミノ酸スコア100ということでアミノ酸のバランスは完璧。
牡蠣のアミノ酸スコアは79。栄養豊富だと思いきや完璧ではないんですね。足りない必須アミノ酸がありますが、
その他の栄養は抜群ですよ!ただ単体での摂取は栄養が吸収されませんので、組み合わせが必要です。
必須アミノ酸のうち、牡蠣は『トリプトファン』というアミノ酸が少なく、牡蠣単体では上手く吸収されない為トリプトファンを多く含んだ食べ物と合わせて摂取する必要があります。
トリプトファンは穀類に多く含まれていたり、大豆製品、卵、乳製品、バナナなどに多く含まれています。
足りなくても補い合うことで相互に作用しあって、アミノ酸スコアが100になれば無駄にならず吸収されます。
どんなにアミノ酸スコア100のものを食べても、最終的には腸内環境が悪ければ体の隅々に栄養が行き届きません。
食物繊維を多く摂取し、善玉菌を優位に働かせ常に腸内環境を良くしておくことが重要です。←最終的にココに行き着きます。笑
『海の牛肉』
こちらは海苔の異名
牛肉と同じぐらい、タンパク質が豊富ということです。
↑
牛肉=タンパク質と思ってしまう自分は脳筋かもしれません。笑
タンパク質が多い食品はある程度知っていたつもりで、海苔にそんなにタンパク質あるのか!?と調べる前から疑ってかかってます。
海苔100gあたりのタンパク質はなんと41.4g!!
ほんまや、、、
しかも食物繊維の塊で36gもの食物繊維を含んでいます。
海苔恐るべし。
海苔が牛肉より優れている点
牛肉と比べて〇〇倍スゴイ
食品100gあたりの栄養比較
タンパク質 2倍
ビタミンA 1150倍
ビタミンB₁₂ 24倍
葉酸 316倍
ビタミンB₁₂と葉酸はお互い協力し合って血液を作る。
葉酸は妊娠中に成人の2倍はとるように心がけ、お腹の赤ちゃんの発達異常を防ぎましょう。
海苔100gと聞けば食べれそうな気もしますが、量を知ると難しいのがわかります。
海苔1枚のサイズはタテ21㎝×ヨコ19㎝。この1枚のサイズを「全型」(ぜんけい)といいます。
全型1枚3gですが、それでも普通の食事では一食でなかなか1枚も食べきれませんよね。
つまり海苔100gは全型サイズ約33枚
肉100gを一度に食べるのは造作もないことですが、海苔33枚はとてもじゃないけど無理。
確かに同じ100gあたりで比べると2倍も多いです。異名の通り。
異名は異名の通りだが、現実的に食べる量で考えるなら海苔1枚でタンパク質は1.3g
栄養素を勝負するわけではありませんのであくまでも同じ100gでの栄養の比較。
日本人の一年間の一人あたりの海苔消費量は82枚なんだとか。
肉と比べると海苔はメインで摂取する食べ物ではありませんが、海苔を消費するとしたらおにぎりに巻いてでしょうか。
他の組み合わせはお弁当ならのり弁などこちらも米と合わせての摂取となりますね。
牛肉赤身のアミノ酸スコアは100、完璧です。
海苔は73。ヒスチジンというアミノ酸が足りません。
お米のアミノ酸スコアは61。リジンというアミノ酸がたりません。
牡蠣同様、足りないもの同士、海苔と米を組み合わせる事でアミノ酸スコア100になります。
おにぎりと海苔は先人の知恵とも言うべきか、栄養素的には素晴らしいバランス。
米単体での摂取はアミノ酸スコアが足りず、海苔が加わる事で初めて体内で栄養が無駄なく吸収できます。
リジンは大豆や肉類全般、卵に多く含まれている為、
米のおかずにタンパク質を用意すれば栄養が無駄なく吸収できますね!
何気ない組み合わせが理にかなっている。
なんでこの食べ物とこの食べ物は同じなんだろう。
なぜ食べ合わせが悪いんだろう。
全てに意味があり、細かく栄養素を見ていくとなるほどなと思う。
先人の知恵や工夫は素晴らしいですね。
今回は『海のミルク』、『海の牛肉』と海シリーズ。
まだまだ異名はたくさんありますが、本日はここまで。
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