山ウナギ

2020年04月29日

食べ物の異名2

今回は『山のウナギ』について

ダイエットをする上で積極的にとっていきたい食べ物でも
ありますので今後の食生活のご参考になればと思います。


山のウナギ

山のウナギと言われるのは山芋のこと。

実際には山芋という品種はなく、「ヤマノイモ科」に属する種類の総称なんです。スーパーで山芋という表記で売っているのは大和芋やいちょう芋、つくね芋等になります。

長芋、伊勢芋、自然薯などもこのヤマノイモ科に属します。

外見は紡錘形、長楕円形、扇型、棒状と多種多様な形がありますが成分に大きな大差はありません。


比較をするために鰻はどのような栄養が優れているのでしょうか。特に下記栄養が多く含まれています。

・ビタミンA(皮膚や粘膜を正常に保つ)
・ビタミンD(カルシウムの吸収を高める)
・ビタミンE(抗酸化作用)
・ビタミンB₁(糖質の吸収を助ける)
・ビタミンB₂ (髪や肌の健康を保ち、口内炎の予防も)
・カルシウム(骨や歯の材料になり、骨粗鬆症の予防)
・オメガ3(血液をサラサラにしたり、集中力を増す)
・タンパク質豊富(100g中17g)

 

栄養抜群です。


そして、山ウナギこと山芋は鰻と比べてどうでしょうか。

傑出して優れた栄養素はありません。。(泣)

名前の由来としては形状や、ヌメリが鰻と似ているところから『山のウナギ』と呼ばれるようになったそう。異名の由来は完全に見た目ですね。

優れた栄養素はないですが、ここで山芋に関する豆知識を知っていきましょう!


山芋は「生」で食べられる世界でも珍しい芋。これはアミラーゼ、ジアスターゼという消化酵素の働きによるもの。擦りおろすことでぬめりの成分であるムチンが働き、弱った胃を保護したり、活性酸素が細胞を攻撃するのを防ぐ。ムチンは粘膜を保護したり、涙の成分でもある。

ただし、加熱したり、酢をかけると酵素の働きが止まるため、生で食べる

山芋に含まれるジオスゲニンという成分が滋養強壮に効く効果があるということで、更年期障害の緩和が期待されている。

山芋にはアレルギー反応もあり、
シュウ酸カルシウムの結晶が針のような形状をしており、その結晶が薄い毛穴に入って痒くなる。針といっても1ミリの10分の1というミクロの大きさをしている。


その他

世界の主食とされている芋の種類として下記が挙げられる。

タロ芋(サトイモ科)
ヤム芋(サトノイモ科)
キャッサバ(トウダイグサ科)

タピオカはキャッサバのデンプンから作られている。

ただし、キャッサバの根には毒がありそのままでは食べられないので加熱や水洗いによって除去されます。タピオカも手間暇かかっているのですね。


食べ物の異名はまだまだ種類はありますが、またどこかのタイミングでご紹介していきたいと思います。

山芋は胃腸が弱っているときや、疲れたときにおすすめです。
麦飯と一緒に摂取することで栄養価アップ!


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