減量中のプロテインは

こんにちは

BODY MAKE GYM MAKI トレーナーの牧です。

今回は減量中という条件下においてのプロテイン摂取についての内容になります。


市販されているプロテインの多くは、

『ホエイ』か『ソイ』のどちらかになると思います。

だだ、どちらのプロテインを買った方がいいのか悩んだことはあるのではないでしょうか。

結論から言うと、

様々なエビデンスや研究結果から判断すると『ホエイ』に軍配があがります。
理由に関してはこのあと説明していきます。


それぞれの特徴

ホエイプロテイン

吸収が速い
BCAA含有量が多い
BCAAのうち、筋合成に有効なロイシン含有量が多い
ロイシンは食欲減退作用のあるmTORが多く含まれている
食欲促進ホルモンであるグレリンの分泌を抑制する
抗酸化物質であるグルタチオンが多い
乳糖が含まれている(WPCタイプ)

 

ソイプロテイン

吸収が遅い
BCAA含有量はホエイより少ない
イソフラボン含有
乳糖が含まれていない

※ソイプロテインもアミノ酸スコア100ということで、タンパク質摂取に関してはホエイと何ら変わらない。


ソイプロテイン、ホエイプロテインをそれぞれ摂取しどのような違いが見られるかを実験した研究結果によると、
ホエイプロテインの方が筋量の維持、脂肪燃焼効果が高かったとの報告がある。

なお、条件の統一性を出すために炭水化物などのその他の栄養素は同量摂取の条件での実験である。

ホエイプロテインは吸収スピードが速いため腹持ちはあまり良くないが、寝る前の栄養補給や間食としてホエイプロテインを摂取する際は亜麻仁油やオリーブオイルとティースプーン一杯混ぜることで意図的に吸収を遅らせることができる。

吸収スピードを遅らせればソイと同等の吸収スピードとなる。

ホエイプロテインでも同様に腹持ちをよくさせることはできるので、ダイエット中に摂取するプロテインとしては以上の観点からホエイの方が優れている。

乳製品自体が合わない場合もあるので、栄養価と減量中という条件下の元であればホエイということになります。


ダイエット中はカロリー制限をすることで疲労しやすかったり、エネルギー不足でイライラする時もある。その中でタンパク質を過度に摂取すれば、タンパク質代謝にエネルギーをかなり使うので肝臓や腎臓に負担がかかりやすなる。

タンパク質だけ摂取しても痩せるわけではないので、ダイエット中はプロテインやタンパク質過剰になりすぎないよう、炭水化物もしっかりと摂取する指導を BODY MAKE GYM MAKI では行っております。

炭水化物の摂取は幸せホルモンであるセロトニンの分泌を促すので、健康的に痩せるなら適度に炭水化物を摂取して、『食べて痩せる』ダイエットが良いかと思います!


ただ今、マキジムではダイエットモニターを募集しております。
ご興味がございましたら下記コラム内容をご一読いただければと思います。

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ソイプロテイン①

 

ホエイプロテインと並び、手軽に買えるソイプロテイン。

ソイプロテインの特徴として、
『イソフラボン』が有名ですよね。

健康に良さそう、ダイエットに良さそう、女性ホルモンに似た働きをする特徴もあります。

ソイプロテインを語る上で、このイソフラボンについて知っておきましょう。
記事を書いており膨大な量となってしまったため、ソイプロテインと言いながらも
ほとんどイフラボンの話になります。笑


イソフラボンとは

植物性のポリフェノールの一種で、体内で女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)と同じような働きをするのが特徴。
大豆イソフラボンは植物エストロゲンのひとつといわれ、その化学構造が女性ホルモン(エストロゲン)と類似していることから促進的あるいは競合的に種様々な生体作用を発揮することが、研究結果や、動物実験でも証明されています。

女性ホルモンの働きして、女性らしい体つきを作る以外に下記の働きもあります。

自律神経の安定
血管を強くする
骨量の調整
コラーゲンの産生を促し、肌のツヤを良くする
コレステロールの増加を抑える

イソフラボン摂取で骨粗しょう症、乳がんや前立腺がん等の予防効果、更年期症状のイライラや頭痛などの不快感を緩和する働きもある。
体内での女性ホルモンが不足するとコレステロール値の上昇や、骨からカルシウムが排出されてしまうなどの反応が起こります。

摂取しすぎは乳がん発症や再発のリスクを高める可能性も考えられる。
しかし未だ実際に多くの研究が行われている段階にあり、ヒトにおける大豆イソフラボンの有効性と安全性についての議論は確立していないと農林水産省でもいっています。


イソフラボン上限

1日70~75mg/日
大豆イソフラボンアグリコンの一日摂取目安量の上限値として

わかりやすく食べ物で例えると

納豆2パック
豆腐一丁
豆乳2パック(200ml2本)
きな粉100g

研究結果によると5年ほど長期に渡って上限値を超えた摂取をした場合に悪影響があったと報告されています。

日本人なら簡単に1日上限値を摂取しやすいですが、1日多く摂取したところで影響はありません。
むしろ、素晴らしい栄養を持っているので健康的な体づくりのためにも定期的に大豆製品をとりましょう。

各国でもイソフラボン上限値が定められています。

フランス 体重1kgに対して1mgのイソフラボンが上限値(体重60kgなら60mg)
イタリア 80mg/日
アメリカ 70~75mg/日


イソフラボン副作用

①DNA構造を正常に保つ働きを持つ物質を阻害する
遺伝子異常を来たす場合もある。これは抗がん剤によっても誘発する問題で、
急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病が発症することがある。大豆イソフラボンにも同様の副作用の可能性もあるため、
特に妊娠中や乳児の摂取しすぎは注意が必要。

②血中ホルモン濃度の変化
過剰摂取により、自分のエストロゲンを低下させてしまうため
更年期前の35~40歳ぐらいまでは普通にとるぐらいでいい

③月経周期が長くなる可能性がある
女性ホルモンの分泌量の変化によるもの

④子宮内膜症のリスク大

⑤男性が摂取すると精巣機能の衰えの可能性、胸の膨らみが出る可能性も
男性ホルモンと女性ホルモンの関係による


男性が摂取するメリット

薄毛の改善
濃いムダ毛の改善
抗酸化作用により健康維持
体臭の抑制
前立腺癌の対策

男性が摂取することでも恩恵を受けられます
食品から積極的に摂取しましょう!


ソイプロテインの実際

SAVAS(ザバス)ソイプロテイン100の1食分の大豆イソフラボン含有量は66mgだそうです。

ソイプロテイン100は1食分が21gと推奨しており、これは付属スプーンすりきり3杯分になります。これを水で溶かして飲むと大豆イソフラボン66mgが摂れる計算に。

要注意!大豆イソフラボンとイソフラボンアグリコンの違い

大豆イソフラボンについて調べる時、「大豆イソフラボン」と「大豆イソフラボンアグリゴン」の違いに注意して下さい。

両者の違いをざっくり言うと、大豆イソフラボンから糖部分が分離されたものを大豆イソフラボンアグリゴンと呼びます。

食品中の大豆イソフラボンは、ほとんどの場合糖質がくっついた「大豆イソフラボン配糖体」として存在していますが、食べて消化される過程で糖が分離されて「大豆イソフラボンアグリゴン」として腸から吸収されます。

食品安全委員会のHPで、大豆イソフラボンと大豆イソフラボンアグリゴンの換算方法について書かれています。


抜粋
大豆イソフラボン配糖体から、大豆イソフラボンアグリコンに換算する場合、配糖体とアグリコンとの分子量の比から求めることができます。個々の食品に含まれる3種類の大豆イソフラボンアグリコンの量は分析しなければわからないため、「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」

(案)中では、原則として、3種類のアグリコン中一番エストロゲン活性の高いゲニステインの換算値(約0.625)を用いて換算しております。

(例)大豆イソフラボン配糖体10mg×0.625 =大豆イソフラボンアグリコンとして 6.25mg

厚生労働省は大豆イソフラボンアグリゴンの摂取上限量を定めていますが、この数値は「大豆イソフラボンアグリゴンとして」です。

ザバスのソイプロテイン100には大豆イソフラボンが66mg含まれているため、これを大豆イソフラボンアグリゴンに換算すると以下の通り

66mg×0.62541.25mg

ソイプロテイン100一食分の大豆イソフラボンアグリゴンは

41.25mgになります。

大豆は100g中に大豆イソフラボンアグリゴンを140mgほど含むので、大豆20gなら大豆イソフラボンアグリゴンは28mg

ソイプロテインからほとんどイソフラボンの解説となってしまいましたが、

ソイプロテインのイソフラボン量は生の大豆より多い
イソフラボンの摂取上限量は厳しすぎるので超えても心配ない
ソイプロテインにはイソフラボン以外にも栄養豊富なので安心して飲んで大丈夫です

過去にソイプロテインで直接的に悪影響が出たとの報告はありませんので、さほど気にせず適量を使用していきましょう!!


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プロテインを選ぶポイント

 

プロテインは栄養補助食品であり、タンパク質を凝縮したもの。
体づくりの際に役立つもの。

この記事をお読みの方は当然と思っている方が多いと思います。

フィットネスブームの現在、プロテイン市場は群雄割拠。
あまりにも多くのプロテインが売り出されており、一度もプロテインを買ったことがない人からすれば何を選んだらいいのかわかりませんよね、、

市場に出回っている全てのプロテインを試したことはありませんが
記事を読んで、自分で判断できるようになれば幸いです!


日本で手軽に購入できるプロテインとして、

①ホエイプロテイン
②ソイプロテイン

この二つが薬局でもスポーツショップで販売されています

その他は、

・エッグプロテイン
・ヘンププロテイン
・ピープロテイン(青エンドウ豆)
・ビーフプロテイン
・玄米プロテイン
・ヤギ乳プロテイン

など変わり種のプロテインもあります。

ここではホエイプロテインについて深く解説していきます。


ホエイプロテイン

牛乳から作られるプロテイン。成分中のホエイ(乳清)をろ過し不純物を取り除いたもの。手軽に購入できる種類として大きく2種類に分類されます。

WPC(Whey Protein Concentrate)
ホエイプロテインコンセントレート

Concentrate の意味として、
(…に)集める、濃縮する 

日本語では濃縮乳清タンパク質と言います。

原料のホエイ(乳清)をフィルターで膜処理し、ろ過して得られた液体を濃縮する製法です。ろ過したとはいえ、タンパク質以外の栄養素も含んだまま濃縮するため様々な栄養を含んだプロテインとなります。

 

メリットは大きく2つ、

ビタミンやミネラルをできる限り残せること
他の栄養や不純物も他の製法に比べると多いため、タンパク質含有率は70%~80%程度になります。

最も安価で、コンビニでも手軽に購入できること
紙パックのプロテインドリンクや、プロテインバーなども販売され、プロテインに対する敷居が低くなっているのを感じます。

 

デメリット
・乳糖(ラクトース)が残っていること

日本人の4人に1人程度は乳糖を体内で分解できない乳糖不耐症であるとされています。乳製品を摂取した時にお腹がゴロゴロすると感じている方は乳糖不耐症の可能性が高いです。その為、WPCでお腹を下してしまう方は栄養吸収されていない可能性があります。

お腹を下すことがなければ日常的に摂取する消耗品みたいなものなので、安価なWPCをガンガン摂取するのがコスパが良くお勧めします。


WPI(Whey Protein Isolate)
ホエイ プロテイン アイソレート

Isolate の意味として、
隔離する、分離する

日本語では遊離乳清タンパク質と言います。

先ほどのWPC製法で作られたものをさらに処理を行い、より純度の高いホエイプロテインになっています。この際の処理をウルトラフィルター法と言います。このウルトラフィルター法にも現在2つの方法があり、それぞれをイオン交換法、CMF製法と言います。

WPCは安価、WPIは高価なプロテインという位置付けになるのですが、手間が多い分、高いというのが一つ理由にあります。

 

メリットは二つ

①純度が高く、タンパク質含有率が85~90%以上

②乳糖(ラクトース)を除去しているので乳糖不耐症の人も安心

デメリット

①ビタミン、ミネラルも除去されてしまう(純粋に純度の高いタンパク質のみ)

②値段が少し高い(新たにビタミンミネラルを添加しているプロテインもある)

さらに純度の高いWPHという製法もありますが、一般的ではない為ここでの紹介は無しとします。


ポイント

ホエイプロテインはソイと比べて、筋合成作用のあるBCAAが多く含まれています。どちらも筋肉を大きくする為のタンパク質に変わりはないですが、

吸収スピードやBCAAの含有量を考えるとホエイをおすすめします。

ただし、乳糖不耐症の方はWPIまたは、ソイプロテインを選ぶといいでしょう!

選ぶ要素として、

・価格
・原料
・味
・溶けやすさ
・タンパク質含有量
・タンパク質以外の栄養価
・ブランド

どの要素に優先順位を置くかによって、選択肢が変わってきます。

個人的に〇〇用と表記のあるプロテインはあまり意味がないと考えます。
あくまでもタンパク質を摂るものであり、瞬発系とか減量系とか記載があってもタンパク質の塊におまけ程度にプラスされている栄養と考えます。

補助的に入ってるぐらいの栄養で大きな変化が出るのは期待できません。
プロテインプラス、単独でのサプリを別で用意したほうがよっぽど効果を期待できるでしょう。


まとめ

乳糖不耐症でなければ、WPCでOKです。あとは金額や価格等で要素を絞り込んで行けばいいです。全ての要素のヒヤリングをして、あなたに合ったプロテインをご提案させて頂きます!

お腹ゴロゴロするならWPIでいいでしょう。

ただし、これが正しい、これが全てというわけではありません。

正しい情報を取捨選択し、学びながらトレーニングして行きましょう!!


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サプリメント

普段から自分の体のために食事で何か気をつけていることはありますか?

今回のテーマであるサプリメント(以下、サプリ)
日本語では栄養補助食品

名目上は足りない栄養を補助する、ですが
実際は筋肉を大きくする、脂肪燃焼を促進、糖質ブロック、睡眠関係、健康維持等、多岐に渡った利用方法があります。


僕自身、10代の頃からいろんなサプリを摂取してきました。
目的は筋肉を大きくしたい。という理由で、初めて買ったサプリは『プロテイン』
アルバイトで稼いだお金はだいたいサプリに使ってましたね。笑

プロテインを飲むとムキムキになるという声を未だに聞きますが、
吸収を早くしたただのタンパク質です。

タンパク質は肉や魚、卵、大豆、乳製品などに多く含まれていますが、
米にだって、ブロッコリーにだって含まれています。

最近は、コンビニでもプロテイン〇〇g入り、
タンパク質○gとかありますが、ブロッコリーを100gには4.5g程タンパク質が含まれています。
タンパク質○g配合と謳いながらブロッコリーにタンパク質含有量が負けてしまう商品も数多くあります。

大抵そういう商品に一番多く含まれているのは『砂糖』です。


最初に様々な利用方法があると言いましたが、基本となるサプリをベースサプリメントと言います。

ボディメイクにおいては、

プロテイン
マルチビタミンミネラル

この二つがあれば十分と考えます。
どんなにバランス良く食べてもコスト、手間暇を考えるとサプリに頼ったほうが安上がりです。

野菜嫌いでもビタミンミネラルは必要ですし、野菜自体、戦前と比べて、
同じ量でも含まれているミネラルが減っているという結果も出ています。


健康とボディメイクを両立する場合
バランスの良い食事をしながら、さらにベースサプリを摂取することが必要だと考えます。
ストレス社会、大気汚染、海洋汚染、紫外線、副流煙などの影響で、普通に暮らしていても体を守るために多くのビタミンミネラルが意図せず消費されています。

自分の体は自分で守る。

常に最高のカラダの状態をキープし、理想のカラダを手に入れるために
まずはプロテインとマルチビタミンミネラルを摂取することをオススメします。

マキジムでも取り扱いのある
HALEOの『VIVO -ビボ-』は自信を持ってオススメします!!
天然の食材から抽出した栄養素だけでなく、吸収率を上げる為、パフォーマンスを上げる成分も更に配合されています。

 

HALEOの商品はアスリートでも満足できる商品。がコンセプトなので

一般の方でも十分満足できる品質とコストに見合った価値は感じられると思います。

乳酸菌
代謝を上げるハーブ系成分
消化酵素

 

吸収力をとにかく高める為の配慮が凄い。
カスタマーファーストをものすごく感じます。
成分がいくら良くても吸収されなかったら意味ないですからね。

VIVOに限らず、サプリによってパフォーマンスを常に高く、
皆さまのトレーニングライフがより良くなればと思っております!!


 

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タンパク質とは

トレーニングされている方にとって、おそらく最も重要な栄養素の一つである『タンパク質

タンパク質の英語表記は『protein

プロテインと言ったら日本人であれば真っ先にサプリメントとしての
プロテインが思い浮かぶかもしれません。

肉、魚、大豆、卵、乳製品。
主にタンパク質を多く含んだ食品です。これらもカッコよく言えば全てprotein 

マッチョになる訳ではなくても日常生活の中でごくごく自然に皆さん摂取している栄養素になります。

筋肉合成に必要な栄養素という認識は広まりましたが、それ以外にもタンパク質には大切な役割がたくさんあります。

タンパク質の機能と、1日にどれぐらい摂取すべきかを解説していきます!


タンパク質とは

タンパク質は1938年に発見されました。

当時では、生物に砂糖と油だけを与えたところ早死にし、タンパク質を与えると長生きすることから、ギリシャ語のプロテイオス『Proteios』(最も大切なもの)という言葉から名付けれれました。

漢字で書くと『蛋白質』となり、蛋は中国語で卵のことを意味します。卵白の主成分がタンパク質だから「白」が当てられたのです。

ヒトの体の約20%はアミノ酸が数百以上繋がったタンパク質でできています。

(水分60%、タンパク質20%、脂肪15%、ミネラル5%、糖質1%)
これらはそれぞれの個体で変動するため凡その割合となります。

ヒトの体は10万種類以上のタンパク質で構成され、体内で常に合成と分解を繰り返しています。
タンパク質を作るのは20種類のアミノ酸です。20種類のアミノ酸のうち体内で合成できないものは『必須アミノ酸』と呼ばれ9種類存在。
その他は体内でも合成できるので「非必須アミノ酸」と呼ばれ11種類あります。

タンパク質は筋肉や内臓、骨、皮膚、髪、血液を始め、ホルモンや酵素、免疫物質などの材料になるなど、
筋肉を付けるだけではなく、健康づくりや美容にも大きく影響します。


タンパク質の機能

タンパク質は筋肉や内臓、骨、皮膚、髪、血液を始め、ホルモンや酵素、免疫物質などの材料になります。

1.体組織の構成
10万種に及ぶタンパク質が筋肉や骨、血液、髪、爪など体重の約16%(15~20%)
さらにタンパク質のうち50%以上が骨格筋に含まれています。
コラーゲンは体の中で最も多く存在するタンパク質です。

2.酵素やホルモンの材料
消化酵素や性ホルモンなどの材料になる。

酵素とはあらゆる生命活動(消化吸収、呼吸、運動、ものの読み書き、感情表現など)の細胞レベルで起こっている化学反応速度を促進する、触媒として働く物質です。

3.栄養素運搬物質
血液に関係する、ヘモグロビン、アルブミン、トランスフェリン、アポリポタンパク質などの材料になる。

4.神経伝達物質を合成
幸せホルモンと言われる、セロトニンやドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリンなどを合成します。

5.免疫機能
免疫物質としてγ-グロブリンは抗体として、生体防御に働いています。

6.生理活性物質の前駆体
タンパク質にはビタミンなどを産生する際の原料となるものもある。

7.エネルギー源
体に蓄えられているグリコーゲンが不足したときにエネルギー源としても利用される。


タンパク質の推奨量

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2015版」によると、

タンパク質の推奨摂取量は、男性で1日60g(12歳以上)、女性で1日50g(18歳以上)とされています。
炭水化物、脂質との理想比率は、総エネルギー比の13~20%ほどになります。
トレーニング業界では体重1kgあたり1.5~2.0g程度のタンパク質が必要と言われます。
体重60kgの方であれば、1日約90~120gという感じになります。
ここで注意しなければいけないのが、体重60kgは全て筋肉ではないということ。
脂肪の分も含めてタンパク質を多く摂取する必要はありませんので、実際は除脂肪体重1kgあたり1.5~2.0gで計算しないといけません。

タンパク質は体内に貯蔵できないので分解を最小限にするために必要最小限のタンパク質摂取が重要となります。

その最小限の摂取量がおおよそ1日0.6g/kgとなります。これ以上制限した場合、筋肉を分解してしまうことになり、結果的にリバウンドのリスクが高まります。


タンパク質の摂り過ぎが及ぼす影響とは

厚生労働省も栄養所要量を算定する際に、こう言っています。

健康な者を対象として 20% エネルギー以上(又は 1.5 g/kg 体重/日以上又は 100 g/日以上)の高たんぱく質摂取が腎機能(糸球体 濾過率)に与える影響を通常または低たんぱく質(高たんぱく質摂取群よりも5% エネルギー以 上低いものとする)に比べたメタ・アナリシスでは、有意な違いは観察されなかった 。
したがって、現時点ではたんぱく質の耐容上限量を設定し得る明確な根拠となる報告は十分ではない。以上より、耐容上限量は設定しないこととした。

別の報告では、
一日に平均307gのタンパク質(体重1kgあたり4.4g)摂取して8週間に渡ってトレーニングしたところ、一日に平均138g(体重1kgあたり1.8g)摂取した群と比較して、体重や除脂肪体重、体脂肪率などの結果に差はなかったと報告されています。

 

タンパク質はとればとるほど良いという訳ではありませんが、運動をハードにしている方であれば体重1kgあたり2.0g/日のタンパク質で十分です。


 タンパク質を大量に摂取した場合でも吸収はされるのですが以下の反応が起きます。

タンパク質に含まれる窒素がアンモニアに分解
アンモニアは有害なので肝臓や腎臓で分解され無害な『尿素』となり尿として排出されます。この時に肝臓や腎臓に負担がかかるため、タンパク質の摂り過ぎにより血液検査の数値が悪くなることがあるのですが、これはアンモニアが原因の一つとなっている。そこからタンパク質の摂り過ぎは肝臓に悪いと言われるようになりました。ただし、タンパク質の上限は設定されていません。

体脂肪として蓄積
太りにくい栄養素ではありますが、過剰な摂取は最終的に脂肪になり、体脂肪として蓄積します。

他のアミノ酸に変換
食事で摂取したアミノ酸が余るとグルタミンやアラニンに変換されます。この時にビタミンB₆ が必要となるので大量のタンパク質を摂取した場合、ビタミンB₆ を多めにとるようにしたいです。

ビタミンB₆は牛レバー、ササミ、マグロ赤身、カツオ、モロヘイヤ、さつまいも、バナナ、アボカドなどに多く含まれています。


まとめ

専門的な内容となってしまいましたが、体を構成する上で非常に重要な栄養素です。体づくりをしている方であればいかに質のいいタンパク質を
自分の筋肉量に合わせて摂取するかが重要。計算して必要な分だけタンパク質を摂取し、栄養を無駄にせず最高の状態を作っていきましょう!

他にもタンパク質の種類やプロテインの選び方などタンパク質関係の内容をどんどん発信していきたいと思います。


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